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はるみ知事エッセー[No.23]

海水浴の思い出

 台風4号が全国各地に大きな爪痕を残しましたが、今度は新潟中越沖地震が発生し、多くのお年寄りが犠牲になるという悲しいニュースが飛び込んできました。今更ながら自然の脅威を痛感しています。
 被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。

 さて、6月の好天気とうって変わって、7月に入ってからは朝夕幾分肌寒い日も続いているようです。それでも、このところ、各地で海開きが行われるなど、本格的な海水浴シーズンを迎えています。そんなニュースを耳にしながら、私も小さい頃、父や母に海水浴に連れて行ってもらったことを思い出しました。

 私の生まれ育った富山市内には、岩瀬浜という海水浴場があります。富山駅から電車で20分ほどのところにある海水浴場ですが、遠くに立山連峰を望むことができ、とても美しい海水浴場だったことを覚えています。

 まだ小学校に上がる前の頃のことですが、明日は海水浴だという日は、その晩、弟と二人して夜遅くまではしゃぎ回り、母に叱られたものでした。そして、当日は当日で、海水浴でぐったりと疲れてしまい、父や母を手こずらせたことを覚えています。
 弟は父の背中でぐっすりと眠り、私は母に手を引かれてトボトボと歩く、あのときほど弟をうらやましく思ったことはありません。

 少し大きくなってからは、夏休みになると、友だちと連れだってワイワイガヤガヤ、海水浴が楽しいというよりも、友だち同士一緒に出かけるのが楽しくて、毎日のように岩瀬浜に通っていました。そういえば、あの頃一緒に遊んだ友だちは今頃どうしているのかな、ふと、そんなことを思ったりもしています。

 仕事で海辺のまちを訪れることが多いのですが、訪れるたびに、磯の香りになぜか懐かしさを覚えるのは私だけでしょうか。
 海は、人々を癒し、育んでくれます。
 「海よ、僕らの使ふ文字では、お前の中に母がいる。そして母よ、仏蘭西人の言葉では、あなたの中に海がある」と詩人三好達治が詠ったように、海は私たちをノスタルジックな思いにさせてくれます。

 機会があれば、少女時代を過ごしたあの岩瀬浜を、一度訪れてみたいと思います。
 これから夏本番です。皆さん、海の事故などにはくれぐれも気をつけましょうね。

(平成19年7月19日)

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