はるみの「ちょっとひと言」

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はるみ知事エッセー[No.29]

ひな祭りの思い出

 もうすぐ3月だというのに、まだまだ厳しい冬が続いています。
 仕事の手を休めて窓の外に目をやると、外は真っ白。そんな日が何日も続きました。

 それでも、暦は確実に春に向かって歩を進めています。
 先日、近くのショッピングセンターに買い物に行ったときのことです。
 店内には、ひな祭りの音楽が流れ、色とりどりのひな人形が飾られていました。

 通りかかった私も、ふと足を止めて眺めていると、私と同世代のご夫婦が、あれやこれやと品定めをしていました。お孫さんへの贈り物選びなのでしょうか。楽しそうな様子に、なんだか私までほのぼのとした気分になりました。

 私のところは息子二人なので、ひな人形を飾ることはありませんでしたが、それでも息子たちが小さかった頃、幼稚園でこしらえてきた折り紙のおひな様を飾って、みんなでひなあられを食べたりしたものでした。

 そんなことを思い出していると、今度は小さな女の子が一人、毛せんに並べられたひな道具や御所車に見入っていました。なんだか不思議なものでも見るように、ひな道具一つひとつをジッと眺めていました。

 そんな後ろ姿を見かけながら、子どもたちへ、そして孫たちへ、こうした季節の移ろい、それを慈しむ心を伝えていなかければならないと思いました。

 ショッピングセンターからの帰り際、店頭に並んだ桜もちを買い求め、「うん、これも季節の移ろいを感じる大切なものね」と一人で納得しながら、帰路についた私でした。

(平成20年02月29日)

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