はるみの「ちょっとひと言」

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はるみ知事エッセー[No.30]

新しい大きなランドセル

 春です!
 我が家のイヌたちと一緒に近所を散歩していると、柔らかな日差しに誘われて、ついつい時を忘れてしまいます。
 眠りから覚めたように、木々も少しずつ芽吹き始めてきて、散歩する私たちの目を楽しませてくれます。

 そんな春めいてきたある日の朝、仕事の出がけに、新しい大きなランドセルを背負った小学生を見かけました。きっと入学したばかりの一年生なのでしょう。
 信号待ちをしていたその子の様子を見ていると、通い慣れていない通学路のせいなのか、それとも始まったばかりの小学校での生活に不安があるのか、その顔は、ずいぶんと緊張していたようでした。

 その小学生を眺めていて、ふとわが息子たちのことを思い出しました。
 一年生になってすぐの頃、幼稚園で仲の良かった友だちと別々のクラスになってしまい、何となく学校へ通うのも元気がありませんでした。
 夫と二人で心配していたら、いつの間にかすっかり元気を取り戻し、毎朝食事のときなど、一人ひとり友だちの名前を挙げながら、昨日の出来事など、それはそれは楽しそうに話してくれました。
 大きなランドセルの影に隠れてしまいそうな我が子の後ろ姿を見送りながら、夫と二人で、「子どもは、私たち以上にたくましいね」などとすっかり感心してしまいました。

 信号待ちで見かけたあの子も、今ごろはきっと元気に学校に通っていることでしょう。春の日差しに応えて日一日と芽吹いていく草木のように、子どもたちも知らず知らずのうちに成長していくものですね。

 さあ、春です!
 明日の散歩は、もう少し遠くまで出かけてみようかな。

(平成20年04月18日)

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