はるみの「ちょっとひと言」

ホーム > はるみの「ちょっとひと言」 > No.35 春の夜風にあたりながら

はるみ知事エッセー[No.35]

春の夜風にあたりながら

 春とはいえ、朝夕はまだまだ肌寒い日が続いています。
 先日、深夜まで続いた仕事を終えて帰宅する道すがら、疲れた頭を冷やそうと、車を降りて夜風にあたっていたら、冷たくも心地よい夜風に、なんだか家に入るのがもったいなくて、玄関先で佇んでいました。

 そんなとき、ふと春の匂いを感じたのです。
 このところ、季節の移ろいも忘れさせるほど仕事に没頭していたせいか、昼間は見過ごしていた春の訪れを、シンと静まりかえった真っ暗な闇の中で、誰かが私に伝えてくれたようです。

 芽吹き始めた木々や草花の匂いなのでしょうか。そういえば、庭のフクジュソウやクロッカスはもう花を咲かせていることでしょう。水仙の花も咲き始めたかも知れません。まるで花々の妖精が春を告げにやってきてくれたみたいです。

 妖精といえば、先日、新設された札幌乳児院を訪問し、可愛い乳幼児やスタッフの皆さんにお会いすることができました。
 何よりも子どもたちの元気な様子を拝見し、その幼気(いたいけ)で愛らしい笑顔に、私の方がたくさんの元気をいただきました。

 この施設は、道立中央乳児院から移管された民間施設ですが、何らかの事情で入所せざるを得なくなった乳幼児たちに、優しいまなざしで愛情を注がれているスタッフの皆さんの働く姿にも、本当にうれしく思いました。

写真:4月6日、札幌乳児院を訪問しました。 深夜、そっと包み込んでくれる春の夜風にあたりながら、子どもたちやスタッフの皆さんのお顔を思い出し、なんだか私も勇気がわいてきました。

 元気をくれた子どもたちやスタッフの皆さん、そして自然の息吹に感謝しながら、深夜に一人、さぁ、明日もがんばろうとガッツポーズを決めた私でした。

(平成21年4月24日)

このページの先頭へ