はるみの「ちょっとひと言」

ホーム > はるみの「ちょっとひと言」 > No.40 「待つ」という思い

はるみ知事エッセー[No.40]

「待つ」という思い

 一面の銀世界だった知事公館の庭も、このところの陽気で、ヤマモミジやイチイの木々を覆っていた雪も解け始めてきました。
 幹の周りも「根開き」でポッカリと根元まで姿を見せ、春の訪れを今か今かと待っているようです。
 春を待つ人々の足どりも何だか軽やかになってきましたね。

 「待つ」といえば、私たちはいったいどれだけ多くのことを待ってきたのでしょうか。新しい季節の到来を待つ、親しい友人の訪れを待つ、遠く離れた子どもの便りを待つ、そして丹精込めた作物の実りを待つ、日々の暮らしの中で、私たちは数え切れないくらいの「待つ」を経験してきました。

 待ち続けたことが成就されたときや、待ち続けたものがやって来たときなど、その思いが強ければ強いほど喜びもひとしおですね。
 そうした場合の待つという思いは、願いであり、祈りであると言ってもいいかもしれません。

写真:北方領土フェスティバル前の署名コーナーにて(2月7日) そして今、私たちは北方領土の一日も早い返還を待ち続けています。元島民の皆さんが待ち続けてきたその願い、祈りはどんなに強いものか図り知れません。元島民の方々ばかりではありません。日本中の誰もがその思いを強くしています。

 「明けない夜はない」とは言いますが、暗い夜の中で、ただひたすら夜が明けるのを待つのではなく、そのための努力も続けていかなければなりません。
 必ず返還されるという強い思いを持ちながら、私たちは私たちにできることを続けていかなければなりません。
 そして、私たちの決してあきらめない強い気持ちこそが、必ずこの問題の解決につながっていくものと信じています。

 春はそこまで来ています。
 さあ、気持ちも新たに、頑張っていきましょう!

(平成22年3月16日)

このページの先頭へ