はるみの「ちょっとひと言」

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はるみ知事エッセー[No.44]

「後ろに返らず前に進む」ウサギ

 新年明けましておめでとうございます。
 21世紀「最初の10年」が駆け足で過ぎ去り、「次の10年」2011年の幕開けです。皆様には、気持ちも新たに新春をお迎えのことと思います。

 さて、今年の干支は「ウサギ」です。
 大きな「耳」や、絶えずフンフン動かしている「鼻」、片眼で視野180度という大きな「目」。

 こうした耳や鼻、目を総動員して、チャンスやピンチを一瞬にして予知し、把握する「力」が大きな強みで、その能力は残念ながらヒトでは足下にも及びません。

 このウサギパワーに関連して私は“ふと”ノーベル化学賞を受賞された鈴木先生の言われていた『セレンディピティ』=「思いがけない幸運を掴むことができる力」という言葉を思い出しました。

 「幸運に巡り会う機会はあっても、それを活かせるかどうか、つまり『セレンディピティ』を発揮できるかどうかは、新しいものを見つけようという気持ち、見つけるための努力があるか否かで決まる」先生はこのように話されています。

 懸命に見よう、聞こう、知ろうとしなければ、目の前の幸運は、見えても見えない、聞こえても聞こえない・・・そうなりかねないということでしょう。
 逆に、ウサギほど鋭い耳や目を持たない私達でも、強い意志と努力をもってすれば、きっと幸運を掴むことができるということを、鈴木先生は身をもって教えて下さっているように思えてなりません。

 身近すぎて気付かずにいる目の前の「北海道価値」もまた、セレンディピティを発揮することで掴むことができる「思いがけない幸運」でしょう。そのためには勿論、知恵も汗もしぼる必要があるのは当然です。

 「後ろに返らず前に進む」ウサギは縁起の良い動物とされています。今年はそのウサギが干支ですから、私たちも、五感をとぎすまし懸命に足下を掘り起こせば、きっと数多くの「北海道価値」すなわち「幸せの種」を見つけられるはずです。

 新しい時代に向かって、大きく、高く、ホップ、ステップ、ジャンプ。そんな1年に是非したいと思います。皆様、本年もよろしくお願いいたします。

(平成23年01月01日)

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