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はるみ知事エッセー[No.59]

【子どもは社会の宝、未来への希望】

 今年も早いもので、気が付けば11月に突入です。時が経つのは本当に早いものですね(^^;)

写真:散り紅葉の彩りが広がる知事公館 今週に入り、知事公館の前庭も一斉に冬支度を始めました。先週までは赤と黄の散り紅葉で一面絨たんのように彩られていたのですが、ここ数日で景色が一変。徐々にモノトーンの静かな空間が広がってきています。冬の静寂を予感させるその風情は心をしんと落ち着かせてくれます。

 先日そんな気持ちに浸りながら知事公館から公務で移動する際に、北海道神宮に七五三の参拝に向かわれる家族連れの皆さんをお見かけしました。

 何だかちょっと澄ましたチビさんたちの表情が大人っぽくもあり、とても可愛らしくもあり、振り返ると我が家でも、着付けを嫌がる息子達を無理矢理神社に連れて行ったな〜としみじみ思い出しました。

 七五三の祝いは、今では11月の風物詩になっていますが、最近では七五三で神社に参拝される方が年々減ってきているそうです。七五三の時期に、おめかしをした子どもたちの晴れ姿をあちこちで見ることができなくなるのは、とても寂しいものがあります。

 言うまでもなく、その背景には、全国を上回るスピードで進んでいる本道の少子化があります。

 歴史をひも解くと、かつて本道の年少人口(15歳未満)は、昭和30年に170万人を超えていました。しかし、その年をピークに減り続け、昨年にはその半分以下の63万人まで減少。女性が一生に産む平均の子ども数を示す「合計特殊出生率」も、全国平均1.43(H25)に比べ1.28(H25)と、東京都や京都府に次いで下位から3番目となっています。

 本道の少子化は、昨今の未婚化・晩婚化の傾向や核家族化が進んでいること、仕事と子育ての両立など、いろいろな要因や背景が存在すると考えられています。その一方で、こうした少子化の進行は、地域経済や社会の活力の低下につながり、本道の将来に暗い影を落としかねません。

 今、進行する少子化や人口減少に歯止めをかけ、抜本的な対策の強化を進めなければ手遅れになってしまう危機感があります。

写真:北海道人口減少問題対策本部の設置 このため、私は就任以来、少子化を含む人口減少問題を最重要課題に位置づけ、さまざまな取組を進めてきましたが、先月、関係機関との連携を一層強化し、全庁挙げた取組を加速するため、私をトップとする「人口減少問題対策本部」を設置しました。

 今後、「結婚や出産、子育てするなら北海道で!」を合い言葉に、この課題の克服に北海道の底力を結集して、文字どおり「オール北海道」で取り組んでいくつもりです。

 子どもは家族、社会の宝であり、未来への希望です。そして、本道の子どもたちが自分らしさを大切にしながら、お父さん、お母さん、周りの方々に見守られる中で、たくましく健やかに成長することは私たち道民の願いでもあります。

 ぜひ皆さんも、七五三の時期を迎えているこの機会に、少子化問題について一緒に考えてみませんか?

(平成26年11月06日)

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